乗用車向け情報提供サービス、IT・スマホ業界からの参入が顕著に

By on 2015-07-07

矢野経済研究所は6日、乗用車向けテレマティクス市場に関する調査の結果を発表した。

同調査は、日本、米国、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、中国のテレマティクス市場を対象に実施された。本調査において、テレマティクスサービスとは「自動車に通信システムを組み合わせてリアルタイムに情報を提供するサービス」と定義されている。

調査の結果、これまで自動車メーカーによって提供されてきた音楽・地図配信などのテレマティクスサービスは、IT・スマートフォン事業者が参入し、より幅広い情報を提供するサービスへ進化していることがわかった。この背景には、スマートフォンの普及に加え、クラウド環境が整備されてきたことがあると同社は分析する。こうした流れの中で、走行距離を保険料に反映させる機能をもつ「テレマティクス保険」や、ドライバーの趣味を考慮したガイド情報を提供する「ビッグデータ活用サービス」など、新たな形のテレマティクスサービスも提供されはじめているという。

また、同調査では、乗用車用テレマティクス端末の搭載台数の推移を予測。2019年には、対象国における新車の約8割に搭載されるとした。

■乗用車向けテレマティクスサービス市場に関する調査結果 2015 – 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所
http://www.yano.co.jp/press/press.php/001405