IoT技術規格まとめ

By on 2015-08-03

モノとモノを連携させるために必要なIoT向けの技術規格。ここではIoTに関わる代表的な技術規格5つをまとめてみた。

1. AllJoyn

照明やエアコンなどの家電同士を連携する通信技術。クアルコムが開発した後、Linux Foundationが発足した「AllSeen Alliance」に開発を引き継いだ。オープンソースとして普及を目指している。

推進団体:AllSeen Alliance
参画企業:クアルコム、LG、Microsoft、パナソニック、シャープ、ソニーなど
採用例:クアルコム製ICチップ「QCA401x」パナソニックのスピーカー「SC‐ALL2」※AllJoynのフレームワークをベースとするAllPlayを採用

(関連リンク)
■Open Source IoT to advance the Internet of Everything – AllSeen Alliance
https://allseenalliance.org/

■米Qualcomm、IoEデバイス向けWi-Fi接続対応チップ2種を発表 – 未来生活
http://miraiseikatsu.net/2015/05/qualcomm-wifi-module/

■IoT World Conference基調講演、AlljoynでIoT市場にイノベーションを – 未来生活
http://miraiseikatsu.net/2015/07/iot-world-conference/

■パナソニック、複数機器で同時音楽再生できるAllPlay対応スピーカー「SC‐ALL2」 – 未来生活
http://miraiseikatsu.net/2015/07/panasonic-allplay/

2. Thread

Google傘下のNestが主導する家庭向け無線ネットワークプロトコル。2014年7月に設立された「Thread Group」で導入を促進している。

推進団体:Thread Group
参画企業:Nest、サムスン、ARM、Freescale、クアルコムなど

(関連リンク)
■Thread Group > Home
http://threadgroup.org/

■クアルコム、スマートホームを推進する「Thread Group」に参加 – 未来生活
http://miraiseikatsu.net/2015/07/qualcomm-threadgroup/

3. HomeKit

iOSデバイスと家電をつなぐための規格。HomeKit対応製品とiOS 8.1以降を搭載した端末を連携可能。画面操作やSiriの音声認識を利用し、家電製品の電源オン・オフなどができる。

推進団体:Apple
参画企業:Apple、Elgato、ecobee、iHomeなど
採用例:ecobeeのサーモスタット「ecobee3」iHomeの電源タップ「SmartPlug」

(関連リンク)
■HomeKit – Apple Developer
https://developer.apple.com/homekit/

■Appleの「HomeKit」対応製品が複数登場 – 未来生活
http://miraiseikatsu.net/2015/06/apple-homekit/

■Appleの開発者向けイベント「WWDC 2015」が開幕、ライブ中継も実施 – 未来生活
http://miraiseikatsu.net/2015/06/apple-wwdc2015/

4. oneM2M

スマートグリッドや医療・ヘルスケアなどで活用できるM2Mの標準化プラットフォーム。2012年7月に推進団体が設立され、欧州、米国、アジアにおいて普及が進められている。

推進団体:oneM2M
参画企業:Cisco、クアルコム、Intel、KDDI、NEC、パナソニックなど

(関連リンク)
■oneM2M – Home
http://www.onem2m.org/

5. GotAPI

スマートフォンとIoT機器を連携させるアプリ開発向けフレームワーク。GotAPIを用いたアプリを使うことで、ウェアラブル機器などを操作できるようになる。

推進団体:デバイスWebAPIコンソーシアム
参画企業:NTTドコモ、ソフトバンク、マイクロソフト、富士通など

(関連リンク)
■デバイスWebAPIコンソーシアム
https://device-webapi.org/index.html

■NTTドコモとソフトバンクモバイル、IoT市場の発展を支援する「デバイスWebAPIコンソーシアム」を設立 – 未来生活
http://miraiseikatsu.net/2015/05/web-api/

 

IoT関連の規格は乱立しており、各企業、団体が独自の規格をそれぞれ推進している状況だ。もし今後、家電分野において統一規格が現れ、家電製品すべてがその規格に対応していくとすれば、家電同士が連携することで暮らしを便利にする“スマートホーム”の実現が容易になるなど、IoT関連規格の標準化でもたらされる恩恵は大きい。IoT規格のコンソーシアムや、IoT分野で大きな影響力をもつGoogle、Appleの動向にも注目したい。