2015年6月に発売されたソフトバンクロボティクスのPepperは、一般家庭だけでなく、店舗や企業にも利用が広がり、コミュニケーションロボットを身近に感じさせる存在となっています。
「我が家にも、そろそろ会話するロボットを導入する時期かな?」「一人暮らしなので、ロボットとしゃべって癒やされたい」と思っている人も多いかもしれません。
とはいえ、Pepperの本体価格は19万8000円(税抜、以下同)と高額。維持費も基本プランが月額1万4800円、保険パックが月額9800円と高く、なかなか手を出しにくいのが実際のところ。
もっと手頃な価格のおしゃべりができるロボットは無いのかと探している人もいることでしょう。
今回は、Pepperよりも入手しやすく、気軽にコミュニケーションを楽しめるロボットを紹介していきたいと思います。
(この記事は2017年2月6日に内容を刷新しました)
1. Palmi
会話に加えて、二足歩行もできる人工知能搭載の本格派コミュニケーションロボット。より自然なコミュニケーションを可能にする会話エンジンを搭載するほか、顔認識や声紋認識により相手との過去の会話や趣味嗜好も記憶して会話に反映していく学習機能も搭載。
本体価格は約30万円とPepperよりも高くなっていますが、月額料金は不要です。集合写真の撮影、ニュースやメールの読み上げなどの実用的な機能に加えて、ダンスやクイズ、占い、落語などのユーザーを楽しませてくれる機能も搭載。かけがえのない家族の一員になってくれそう。
発売時期:2015年5月
メーカー:富士ソフト
本体価格:29万8000円
■Palmi – 成長するコミュニケーションロボット – DMM.make ROBOTS
http://robots.dmm.com/robot/palmi
2. Robi
ディアゴスティーニの『週刊 ロビ』のパーツで組み立てられるロボット。組み立て代行バージョンも販売されています。約250の言葉を理解し、会話を楽しむことが可能。二足歩行ができるのはもちろん、曲に合わせてダンスをしたり、歌ったりしてくれます。
スマートリモコンとしても利用でき、「テレビをつけて」と声をかけて、テレビの電源をオンにすることもできます。組み立て代行バージョンの価格は19万8000円。月額料金はかかりません。学習機能はなく、それほど高機能ではありませんが、ロボットを自分で作りたい人は、バックナンバーを購入して、組み立てに挑戦してみるのもいいかも。
発売時期:2015年10月
メーカー:ディアゴスティーニ・ジャパン
本体価格:19万8000円(組み立て代行バージョン)
■Robi 組み立て代行バージョン – 動きや会話を楽しめるフレンドリーロボット – DMM.make ROBOTS
http://robots.dmm.com/robot/robi
■週刊 ロビ 第3版|高橋智隆氏デザインのロボットを組立るマガジン
http://deagostini.jp/rb3/
3. もっとなかよしRobi Jr.
Robiをモチーフにしたロボット玩具。認識できる言葉はわずか36語と少ないですが、約2000のフレーズを話すことができ、カレンダーや時計と連動して、1日の挨拶や季節にちなんだおしゃべりをしてくれます。
たくさん話すことで仲良し度がアップし、ユーザーをニックネームで呼んでくれることも。二足歩行はできませんが、首や手足をかわいらしく動かします。子供のおもちゃや一人暮らしの高齢者の話し相手としてもおすすめ。
発売時期:2017年1月
メーカー:タカラトミー
本体価格:1万5000円
■もっとなかよし Robi jr.(ロビジュニア)|オムニボット|タカラトミー
http://www.takaratomy.co.jp/products/omnibot/robi_nakayoshi/
4. ロボホン(RoBoHoN)
小さいながらも高機能なロボット電話。携帯電話としての機能を備えていながら、自然や会話や二足歩行、ダンスなどが可能。身振りや手振りを交えて、天気や予定を教えてくれるほか、話しかけることでメールを送信したり、電話をかけることもできます。
アプリの追加やアップデートによって、続々と機能が追加されていくのも特徴。本体価格は19万8000円でPepperと同額ですが、維持費は月額980円(SIMカード代は別途)とお手頃です。ロボットで日常生活を便利にしたいなら、現時点でベストな選択肢といえそう。
発売時期:2016年5月
メーカー:シャープ
本体価格:19万8000円
維持費:月額980円(ココロプラン)
■ロボホン 公式サイト
https://robohon.com/
5. OHaNAS
スマートフォンやタブレットとBluetooth接続することで、自然な会話ができるロボット玩具。会話エンジンには、しゃべってコンシェルの技術をベースとするNTTドコモの「自然対話プラットフォーム」を採用しています。
挨拶や天気などの日常会話に加えて、レシピ検索やグルメ検索も可能。サービス利用料は2年間は無料ですが、3年目以降は検討中だとしています。ロボットの“頭脳”の部分をスマートフォンに任せるというワリキリ仕様ですが、単なるおしゃべりロボットでは満足できないという人なら試してみてもいいかも。
発売時期:2015年10月
メーカー:タカラトミー
本体価格:1万9800円
■商品情報|OHaNAS(オハナス)|オムニボット|タカラトミー
http://www.takaratomy.co.jp/products/omnibot/ohanas/
6. BOCCO
ロボットとの会話ではなく、家族とのコミュニケーションを楽しめるのがBOCCO。スマートフォンの専用アプリで入力したテキストをBOCCOが読み上げてくれたり、BOCCOに吹き込んだ音声をテキストに変換してアプリに送信してくれます。
また、振動センサーや鍵センサーを追加購入すれば、子供の帰宅などをアプリでリアルタイムに確認して、「おかえり」のメッセージを送ることができます。共働き家庭はもちろん、離れて暮らす親とのコミュニケーションにも活用できそう。
発売時期:2015年7月
メーカー:ユカイ工学
本体価格:2万9000円
>> 話題のコミュニケーションロボットがすぐに使える!【光BOCCO】
■BOCCO 家族をつなぐコミュニケーションロボット
http://www.bocco.me/
7. TAPIA
ディスプレイで表情を変化させながら自然な会話ができるタマゴ型のコミュニケーションロボット。話しかける回数で好感度がアップし、より親しくなることができます。搭載カメラによる見守り機能や写真撮影、テレビ電話なども利用可能。
Wi-Fiを搭載するほか、ロボホンと同じようにSIMカードも装着できます。今後は、ネットショッピングやスマートリモコン、知育などの機能も追加予定。固定回線を引いていない実家の見守りにも最適です。
発売時期:2016年6月
メーカー:MJI
本体価格:9万8000円
■Tapia タピア|MJI|みまもりロボット
http://mjirobotics.co.jp/#robot
8. Kibiro
日常会話はもちろん、歌やダンスも楽しめるコミュニケーションロボット。独自開発の人工知能 KIBITによりユーザーの好みを理解し、書籍や健康情報をレコメンドしてくれます。
また、専用アプリを使うことで、外出中でもKibiroとコミュニケーションすることが可能。本体価格は15万円、利用料は年間6万円(1月あたり5000円)となっています。
発売時期:2017年1月
メーカー:FRONTEOコミュニケーションズ
本体価格:15万円
維持費:年間6万円
■Kibiro [キビロ] | – 学んで答える、小さなロボット。
http://kibiro.com/
コメント