あらゆるモノをつなげることで暮らしを便利にできるIoTは、ペットグッズの分野にも活かされている。留守番中の犬や猫を見守れるカメラや、健康状態を記録できる首輪など、ペットとの生活を豊かにしてくれるデバイスが勢揃いだ。今回はペット愛好家におすすめのIoT製品を5つ紹介する。
1. ヒューマンビジョンコンポ 家族目線(HVC-C2W)
スマートフォンの専用アプリと連携する手のひらサイズのネットワークカメラ。画像センシング技術「OKAO Vision」を活用することで、人・ペットの動きや表情の変化を検出し、Wi-Fi経由でアプリに通知してくれる。赤ちゃん向けとペット向けの専用アプリが用意され、ペット用アプリ「家族目線 ペット」では、ペットの動いた領域をグラフィック表示する機能を備える。
価格:2万9800円(税込)
メーカー:オムロン
■【公式】見守りカメラセンサ「家族目線」|オムロン
http://plus-sensing.omron.co.jp/kazoku-mesen/
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2. しらせるアム
加速度センサーや温度センサーを内蔵した首輪型デバイスで、センサーで取得した情報をBluetooth経由で専用アプリに送信する。アプリでは受け取った情報をクラウド上に送信し、独自の人工知能によって解析。「遊んでほしい」「休憩中」「トイレに行きたい」といった動物の“気持ち”を表示するほか、温度センサーが熱中症の危険を予測した場合、アプリに通知して対策を促す。
価格:9000円(税別)
メーカー:Anicall
■Anicall紹介
http://www.anicall.info/anicall_service.html
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3. Pura
専用アプリに入力された体重をもとに、猫の適切な水分補給をサポートするBluetooth搭載の自動給水器。専用タグを装着したペットが近づいてくるのを感知すると、タンクから水を必要な量だけ汲み上げて飲めるようにする。内蔵の浄水フィルターにより常に新鮮な水を提供するほか、給水データを専用アプリに記録するため、飼い主は、猫がいつ、どれだけの水を飲んだのかを把握できる。
価格:179ドル
メーカー:noracare
■Pura, A Smart Fountain for Cats
http://www.noacare.com/
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4. Buddy
スマートフォンの専用アプリと連携する活動量計で、犬の首輪として利用する。内蔵センサーが歩数、睡眠状態、体温などを計測し、BluetoothやWi-Fiを経由して専用アプリに表示する仕組み。スマート家電と連携する機能も備えており、対応するサーモスタット(温度調節装置)と通信することで、犬の体温に合わせたエアコン温度に設定しておける。さらに、Buddy本体のGPS機能によって、犬の現在地をリアルタイムで把握可能。
価格:180ドル
メーカー:Squeaker
■Squeaker Buddy GPS Illuminating Dog Collar | Squeaker
http://www.squeakerdogs.com/collections/poochlight-illuminating-dog-collars/products/squeaker-buddy-light-up-gps-dog-collar-fitness-tracker
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5. Connected Collar
アメリカの犬用グッズメーカー・DogTelligentが開発した首輪型デバイス。スマートフォンアプリと連動し、犬のしつけや安全管理に使える。犬が過度に吠えている場合、自動で超音波を発して注意を促したり、飼い主がアプリから本体を振動させ、ホイッスル代わりに使うことも可能。散歩中に犬と飼い主の距離が一定以上になると、飼い主のスマートフォンに通知される機能もある。
価格:179.95ドル
メーカー:DogTelligent
■Connecting Everything Dog™ – DogTelligent
http://www.dogtelligent.com/
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犬のしつけや安全管理ができる首輪「Connected Collar」(2015/04/28)
一概にペット向けIoT製品といっても、見守りカメラや給水機、ウェアラブル端末などその種類は幅広く、どれもペットのいる家庭で役立ちそうなものばかり。犬や猫を飼っている多くのユーザーにとって、ペットを置いて留守にする状況があることや、ペットの健康管理が難しいことから、「IoT×ペット」という分野は需要があるように思える。IoTを活用したペット製品は今後も増えていくのではないか。
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