パナソニックと京都大学のCenter of Innovationは、心拍数および心拍間隔を非接触かつ高精度に計測できる技術を開発したことを発表した。
同技術は、高感度なスペクトラム拡散ミリ波レーダーと、特徴点ベースの心拍推定アルゴリズムを活用。心臓の鼓動や呼吸に伴う人体表面のわずかな動きを、パナソニックのミリ波レーダー技術によって捉え、ノイズを除去しながら高感度に心拍数を計測できる。
その後、レーダーで得た心臓の鼓動、呼吸、体動などの心拍信号について、京都大学の開発した独自アルゴリズムが位相特徴点を抽出。特徴点の時系列パターンから心拍信号を解析し、平均心拍数と合わせ、リアルタイムでの心拍間隔も計測するという。
今後は試作機による実証実験を通じ、利用者を自然な状態のまま計測する「カジュアルセンシング」の実現を目指すとしている。
■非接触で心拍間隔を計測する生体情報センシング技術の開発に成功 | プレスリリース | Panasonic Newsroom Japan
http://news.panasonic.com/press/news/data/2016/01/jn160120-2/jn160120-2.html
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