スマホの次はクマ!? ドコモとauが相次いで発表したクマ型のIoTぬいぐるみを比較する

By on 2016-03-30

KDDIのau未来研究所が29日、クマのぬいぐるみ型コミュニケーションツール「Comi Kuma」のコンセプトモデルを発表。すると、翌日の30日には、NTTドコモが同じくクマのぬいぐるみ型のコミュニケーションロボット「ここくま」を発表した。大手キャリアの2社が、ほぼ時期を同じくして非常に似た製品を発表したことで話題となっている。

「Comi Kuma」と「ここくま」は、どちらもセンサーや通信機能を備えた、いわゆるIoTデバイスのぬいぐるみだ。スマホのような難しい操作をすることなく、離れて暮らす家族とコミュニケーションできるように開発されたもので、コンセプトもよく似ている。本稿では、両製品の特徴や違いを見ていきたい。

KDDIの「Comi Kuma」は、ぬいぐるみに触れたり、抱きしめることで、スタンプのやりとりができるコミュニケーションツールだ。全身に12個のセンサーを搭載しており、頭をタッチしたり、腕を動かしたり、抱きしめるなどすると、それぞれの動きを感知。Bluetoothでスマホと連携し、感知した動きに合わせたスタンプを相手のぬいぐるみに送信し、首部分にあるディスプレイに表示させることができる。

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一方、ドコモの「ここくま」は、簡単なボタン操作だけで音声メッセージを送受信できるコミュニケーションロボット。左手に内蔵されたボタンを押しながら話しかけることで、家族のスマホに音声メッセージを送信でき、右手に内蔵されたボタンを押すと、家族のスマホから送られてきた音声メッセージを再生できる。スマホから「ここくま」の表情を変化させられるほか、人感センサーを搭載し、人が近づくと天気や季節などの話題をしゃべるなどの機能も備えている。

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両製品で異なる点は、「Comi Kuma」がBluetoothでスマホと連携するコンパニオンデバイスであるのに対して、「ここくま」は通信モジュールを搭載し、単独で通信できることだ。また、「Comi Kuma」はお互いにぬいぐるみを使ってスタンプでコミュニケーションするが、「ここくま」はスマホとぬいぐるみの音声メッセージによるコミュニケーションになる。

「Comi Kuma」はコンセプトモデルであり製品化は未定。一方、「ここくま」は7月に発売予定で、価格は3万4800円(税抜)。なお別途、月額サービス利用料がかかる。

話題のスマホことiPhone SEの発売直前に、くしくもクマ型のIoTぬいぐるみで対抗することになったKDDIとドコモ。今回、両社がターゲットとしているのは、スマホを使い慣れないシニアや子供であり、クマのぬいぐるみを採用したのは、より親しみやすくという意図が読み取れる。今後、それらの層にIoTぬいぐるみのような製品が受け入れられ、孤立化などを解決する手段となるのか注目だ。

■離れて暮らす家族をつなぐ「コミュニケーションパートナー ここくま」を開発
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2016/03/30_00.html
■抱きしめるだけで、想いが伝わるぬいぐるみ「Comi Kuma (コミクマ)」を開発
http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2016/03/29/1708.html