日本電業工作、マイクロ波を使用したドローン向けワイヤレス充電システムの実証実験に成功。火山監視・自然災害に活用へ

By on 2016-03-11

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日本電業工作とエンルートは9日、両社が共同開発したドローン向けワイヤレス充電システム「MIRAC 2.4GHz」の実証実験に成功したことを発表した。実験の結果、2200mAhのリチウムイオンバッテリーを約2時間で満充電可能なことが確認できたという。

MIRAC 2.4GHzは、マイクロ波を使用した非接触給電が可能なワイヤレス充電システム。送電器、送電アンテナ、およびマイクロ波を直流電流に変換するレクテナで構成される。受電装置が約30gと軽量で、なおかつ置くだけで充電可能なのが特長である。

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今回、エンルート製の産業用ドローン4台およびベースラックにMIRAC 2.4GHzを実装。バッテリー残量がなくなったドローンをベースラックに収納して、最大50W出力の非接触給電を行ったところ、充電電流値が1A以上となり、6直列、容量2200mAhのリチウムイオンバッテリーを約2時間で満充電できることを確認した。また、4台のドローンを順次切り替えながら充電することにも成功した。

エンルート製の産業用ドローンは火山地帯や発生直後の自然災害現場などで活用されているが、同システムを用いることで、人の手を介さずに充電が行え、多様な環境条件下の屋外でもドローンの自動運用が可能になるという。

■火山監視・自然災害対応ドローンに最適なワイヤレス充電システムの開発(PDF)
http://www.den-gyo.com/news/pdf/20160309.pdf