ユニセフ(国連児童基金)は、アフリカ南東部のマラウイ共和国で、乳幼児のHIV検査の時間を短縮するためにドローンを活用する実験を開始した。血液サンプルを輸送する手段として、ドローンの可能性を探る。
マラウイでは毎年約1万人の子供がエイズで命を落としており、HIVに感染している母親から生まれた子供の早期診断が重要となっている。しかし、保健センターから検査を行う研究所まで血液サンプルを送る際に、従来の道路輸送では平均11日かかるほか、さらに検査結果が送り返されるまでに最長8週間を要するという。
今回の実験では、障害物のない10kmのルートをドローンで輸送。道路輸送とのコストを比較し、結果が良好であれば遠隔地からの輸送という第2段階の実験へ移行する。
■Malawi tests first unmanned aerial vehicle flights for HIV early infant diagnosis
http://www.unicef.org/media/media_90462.html
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