プロドローンは、秋田県仙北市と情報通信研究機構(NICT)と共同で、ドローンが学校間で本を配送する実証実験を行い、成功したことを報告している。
仙北市では、市内の小中学校の図書館を横断して検索できる蔵書検索ネットワークシステムを運用しているが、本の輸送は教員が行う必要があり、実際にはほとんど利用されていなかったという。今回、プロドローンとNICTが蔵書検索ネットワークシステムと連動したドローン配送システムをAndroid、PCアプリとクラウドサービスで構築。4月11日にドローン配送システムの実証実験が行われた。
実証実験では、プロドローンが開発し、図書収納ケースを備えた特別仕様のドローンを使用。単行本3冊(計約1kg)を収納し、同市内の西明寺小学校から西明寺中学校まで約1.2kmを、約50mの高度で約10分かけて飛行した。なお、ドローンの離着陸時はオペレーターが操縦し、学校間の移動は自動航行で行われた。
仙北市は2015年8月、ドローンの活用で地域活性化を狙う「地方創生特区」に指定されており、今後、さまざまな分野でドローン配送を確立したい考え。プロドローンは、その取り組みを支援していくとしている。
ドローンによる学校図書輸送の実証実験を仙北市およびNICTと共同で実施
■ドローンによる学校図書輸送の実証実験を仙北市およびNICTと共同で実施
https://www.prodrone.jp/archives/1558
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